第3回アカデミックフォーラム

日本ビジネスモデル学会関西部会 主催

第3回アカデミックフォーラムの開催

■ 登壇者

松本 茂樹
兵庫大学 現代ビジネス学部長・現代ビジネス研究科長 教授
一般社団法人神戸ベンチャー研究会 代表理事
日本地域創生学会 理事 関西支部長
長田 一郎
株式会社 ホロニック 代表取締役

■ 日時

2021 年 8 月 24 日(火曜)18:00 – 20:00 ( Zoom によるオンライン開催 )

■ プログラム

第 1 報告 :

「 海藻肥料による地方創生のビジネスモデルについて 」
松本茂樹氏 ( 兵庫大学 教授 )

第 2 報告 :

「 ホテルを舞台にした地域資源の企画編集会社 ~スペックからコンテンツへ~ 」
長田一郎氏 ( 株式会社ホロニック 代表取締役 )


第 1 報告:
「海藻肥料による地方創生のビジネスモデルについて」
松本茂樹氏 ( 兵庫大学 教授 )

島根県と鳥取県にまたがる中海においては、第 2 次世界大戦後の食糧不足を解決するために、1963 年に「中海干拓淡水化事業」が開始された。しかし、干拓 5 地域のうち 4 地域の干拓埋め立ては完成したが、最大の干拓予定地の本庄地域については、2000 年に中止が決定された。また、2009 年に中海宍道湖淡水化計画も中止になった。

中海は、この干拓事業により、元の地形と水の流れが大きく変わり、岸沿いの浅場とそこに生えていたアマモが消失し、名産のサルボウガイ ( アカガイ ) が姿を消した。また、生活環境の変化により、家庭排水、工業排水、農薬が流れ込み、一部の地域は「死の海」になった。このような状況下で、2004 年に鳥取県境港市で NPO 法人未来守りネットワークが設立され、政府、自治体、企業、大学と連携して中海の水質浄化の活動に取り組み、地域活性化を図っている。具体的には、中海の水質浄化のために、アマモ・コアマモという海藻を植え、異常繁殖した海藻を腐る前に回収し、これを海藻肥料にして海藻農法という有機農法に活用し、農産物のブランド化などに大きな成果を出している。

第 2 報告:
「ホテルを舞台にした地域資源の企画編集会社~スペックからコンテンツへ~」
長田一郎氏 ( 株式会社ホロニック 代表取締役 )

株式会社ホロニックは、ミッションを「つながりつなぐコミュニティ創出企業」とし、地域の魅力を発掘し、発信することを通じて、地域経済の活性化に貢献している。

物質的に豊かになった社会で希薄になっているものが「人と人のつながり」であり、これからの豊かな社会とは、人が「物理的距離」を超えて「意識の距離」つまり共感や絆で有機的につながっている社会であると考えている。

コミュニティホテルという新しいカテゴリーを創り、単なる宿泊や宴会だけではなく地元になくてはならないホテルとして、地域資源の企画編集会社というビジネスモデルを構築している。


■ 登壇者 プロフィール

松本 茂樹 Shigeki MATSUMOTO

兵庫大学 現代ビジネス学部長・現代ビジネス研究科長 教授
一般社団法人神戸ベンチャー研究会 代表理事
日本地域創生学会 理事 関西支部長

1978 年神戸商科大学商経学部卒業後、兵庫銀行 ( 現みなと銀行 ) 入社、主に国際業務、ベンチャー企業支援等に従事。 2006 年 9 月に円満退社し起業、コンサルタントとして、2008 年 4 月から 2012 年 3 月まで、近畿経済産業局の地域力連携拠点事業・応援コーディネーター、中小企業応援センター事業・コーディネーター、中小企業支援ネットワーク事業・上級アドバイザー等として活躍。2011 年 4 月関西国際大学人間科学部経営学科准教授、地域研究所所長。2018 年 4 月 兵庫大学現代ビジネス学部現代ビジネス学科副学科長・教授、2019 年現代ビジネス学部長、2020 年現代ビジネス研究科長。2011 年関西ニュービジネス協議会理事、神戸ベンチャー研究会代表、2016 年法人化に伴い代表理事、2013 年地域活性学会理事、2020 年日本地域創生学会理事。

 

長田 一郎 Ichiro OSADA

株式会社 ホロニック 代表取締役

1991 年同志社大学神学部卒業、大和證券㈱ 入社、1994 年株式会社プランドゥーシーに入社し、翌年関西支社支社長として、ハウスウェディングを数多く手掛ける。1999 年株式会社ホロニックを神戸で設立し、代表取締役に就任。2005 年にホテル再生事業として、ホテルセトレ ( 神戸市垂水区 ) を開業後、2008 年に 2 店舗目のセトレ ハイランドヴィラ姫路 ( 姫路市 ) 、2013 年にはセトレ マリーナびわ湖 ( 滋賀・守山市 ) 、2015 年に九州初出店のセトレ グラバーズハウス長崎 ( 長崎市 ) 、2018 年にセトレならまち(奈良市)を運営している。また、2017 年西日本旅客鉄道株式会社などと合弁会社「株式会社 JR 西日本ホロニック」を設立しや個人レジャーのお客様を主体とした新たなホテル業「コミュニティ型カジュアルホテル」として『 梅小路ポテル京都 』( 京都市 ) を 2020 年 10 月に開業。セトレグループでは、地域に密着し、人と人、人と地域のつながりを深め、価値に変え、共感の輪を広げる場を提供する「コミュニティホテル」を目指しており、自社ホテルで培ったノウハウを使った実践的コンサルティングも行っている。

 
 

■ 本件のお問い合わせ先

日本ビジネスモデル学会 関西部会 : jbmkansai [at] gmail.com までお問い合わせください

 
 
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