ソーシャルビジネス

日時: 2013年10月26日(土) 10時-18時 交流会18時-20時
場所: 東京大学本郷キャンパス工学部新2号館

(大会実行委員長メッセージ)

「ソーシャルビジネス」 〜 その発想、ビジネスモデル、描く理想の社会、生き方 ~

ソーシャルビジネスを題材に、「未来の可能性の輝き」を感じる一日となるよう準備しています。ビジネスモデル学会の、本年の秋季大会のテーマはソーシャルビジネスです。

なぜ、いまソーシャルビジネスなのか?

「それはいまや誰しも、できることなら自分でもやりたいと思っているからだ」

ある運営委員の発言です。「既存の事業や会社の枠を超えて、社会に貢献しながら自分を活かしたい、という気持ちが社会に広まっている」

賛同する運営委員が多数いました。ビジネスモデル学会ですから、ビジネスモデルの本質が何か、という議論が常にあります。

人が理想を描く、そのアーキタイプである、という議論。またマーケットインパクトから見ていくことが最短コースである、という議論。技術とイノベーションが先導する、という議論。さらに、社会や人生というものについてのものの見方自体も重要な要素でありそうです。

当日、ご講演下さる方々が、ソーシャルビジネスの現実感をお伝え下さるでしょう。そのとき、ご講演者の方々が、人生の中でどういう経緯でそのビジネスに出会い、インスピレーションを得たのか。
社会や事業が、そもそもどういうものだと認識して、とりくんでおられるのか。そして、ビジネスモデルの核が何なのか。現実の課題とその解決に向けての取り組みは。それぞれの方々の生き方のエネルギーに載せて、お伝え下さることと思います。

10月26日。東京大学本郷キャンパス工学部二号館ホールにて。ビジネスモデルの設計と、実現の力の源泉が何か、ヒントをつかみ感じ取り生かしたいと願う方々に、多数、ご参加いただきたいと願っています。

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2013年秋季大会実行委員長
戦略経営コンサルタント / インスパーク株式会社 代表取締役
小川 政信


主な講演とプログラム

映像出演

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ムハマド・ユヌス 博士
グラミン銀行創設者 /ノーベル平和賞受賞

岡田 昌治 氏
九州大学 教授
ユヌス&椎木ソーシャルビジネス研究センター エグゼクティブ・ディレクター
ユヌス博士に最も近い日本人

マイクロファイナンスの創設展開を通じて、世界にソーシャルビジネスの概念を広げた第一人者。
ユヌス氏のソーシャルビジネスについての考え方は、世界中のソーシャルビジネスの実証研究家や、実践家に影響を与えていると目されます。
本大会に向けての映像メッセージから、ユヌス氏の生き方・考え方、きっかけ・事業への着眼点、エネルギーを感じ取らせていただきます。


基調講演

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中村 陽一 氏
立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科教授
社会デザイン研究所所長
ソーシャルビジネス 推進イニシアティブ元座長

(講演テーマ)ソーシャルビジネスの可能性と社会デザイン ―An Invitation to Social Design (Studies)―

(講演要旨)

教授が俯瞰してこられた社会デザインの観点からの、ソーシャルビジネス、NGO/NPO、市民活動等の実証研究の成果や、経済産業省や企業経営者たちとの連携によるソーシャルビジネスへの刺激の実情や、新たな展開などについて、全貌をうかがってまいります。

(プロフィール)

一橋大学社会学部卒業。日本生協連総合指導本部等を経て、非営利ネットワーク型シンクタンク・消費社会研究センター設立、代表。東京大学社会情報研究所等を経て現職。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科委員長、同独立研究科運営部長等を歴任。80年代半ばより現場と往復しつつ市民活動・NPO/NGOの実践的研究、基盤整備、政策提言に取り組み、最近では、民間と経済産業省とのパートナーシップ型組織であるソーシャルビジネス推進イニシアティブ座長を務めた後、民間の経済団体として創設された一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク常任顧問として精力的に動いている。また、地域連携や民学産官協働によるまちづくり、コミュニティデザイン、社会デザインの専門家として、多数のNPO法人や公益財団法人などの理事、顧問、運営委員などを務める。多岐にわたる編著・共著、論文、講演多数。


特別講演1

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熊野 英介 氏
アミタホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長

(講演テーマ)省資源から創資源へ - 見捨てたものに価値をつける -

(講演要旨)

「この世に無駄なものはない」という考え方で、資源リサイクルの技術とビジネスモデルの開発に成功、その哲学と、経営力、生き方をお伝え願います。
ある意味で、親から捨てられた生き方が影響しているか、金属商社の会社の建て直しに入ったときに、資源ゴミがゴミに見えず、価値あるものに見えた。さっそく分析してみると、海外からニッケルを運んでくるよりも高効率に原料が手に入れられることが判明した。しかしマテリアルは再生で劣化はする。またゴミからとったものを使うことへの抵抗を示す社内幹部の声、顧客の声もあった。しかし時代の先を行く、皆が「共感」していく価値観を感じ取り、事業化に成功してきた。
生き方・哲学、出会い・きっかけ・チャンス、市場インパクト、技術開発、ものごとの判断尺度、時代の「共感」、こういう要素からビジネスモデルが生まれ発展してくることを目の当たりにできる非常に興味深い研究事例(といっては失礼ですが)、参考とさせていただきたい事例です。

(プロフィール)

アミタホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長。
1956年生まれ。
スミエイト興産株式会社(現・アミタ株式会社)に入社。1993年、代表取締役就任。
廃棄物を地上資源と捉え、「持続可能社会の実現は、未利用資源の利活用なくして実現不可能」というヴィジョンのもと、100%再資源化を実現する環境ビジネスを展開。それを基点として、企業の環境リスクを低減するコンサルティングサービスや、地域の未活用資源に価値を与える地域資源事業等を手掛ける。
2011年、東日本大震災直後に定款変更し、「自然資本と人間関係資本の増加に資する事業のみを行う」ことを宣言。
他に、公益財団法人信頼資本財団 理事長、特定非営利法人アースウォッチ・ジャパン 理事、一般社団法人ソーシャルビジネスネットワーク 副代表理事。
著書に「思考するカンパニー」、「自然産業の世紀」(共著)。


特別講演2

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海津 歩 氏
株式会社スワン 代表取締役社長

(講演テーマ)社会企業スワンベーカリーの取り組みについて ~障がいのある人もない人も、共に働き、共に生きていく社会の実現~

(講演要旨)

スワンベーカリーは、現在直営店3 店、チェーン店25店で、合計300人以上の障がい者(7 割が知的障がい者)が働いている。海津氏の社長就任後、アーティスト支援や、㈱スワンの母体であるヤマト運輸のインフラを活用した通信販売ほか、外出できない障がい者の在宅就労など、様々な新しい取り組みが行われている。斬新な障害者雇用の新しい取り組みとは・・・社会起業とは・・・。

(プロフィール)

1960 年東京都生まれ。1985 年、アルバイトからヤマト運輸に入社。世田谷の営業所に所長として就任した当時から、様々なアイディアを実行し、業績を上げる。以来、各地の営業所長、支店長を歴任。宅急便の業務改革に取り組む。2005 年「スワンベーカリー」を経営する株式会社スワンを、小倉会長亡きあとに引き継ぎ、代表取締役社長に就任。内閣府の総理大臣直轄プロジェクトメンバーとして各大学等での講演他、国内外の社会企業の国際会議に多数出席。「障がいのある人もない人も、共に働き、共に生きていく社会の実現」を目指し、障がい者に月給10 万円以上支払うことを実証する店として、ヤマト運輸の会長、小倉昌男氏が1983 年に創業。簡単においしく焼けるパン生地を使ったベーカリー事業を行う。


特別講演3

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出雲 充 氏
ユーグレナ 代表取締役

(講演テーマ)ミドリムシが地球を救う

(講演要旨)

21世紀を迎え、近い将来必ず起こるといわれている食料問題や環境問題。当社は微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の屋外大量培養に2005年世界で初めて成功し、ユーグレナを事業として使用していく技術を確立しました。ユーグレナは59種類もの豊富な栄養素を含んでおり、機能性食品の開発・販売をおこなっております。またユーグレナが作り出す油の性質がジェット燃料に適していることからバイオジェット燃料の研究開発も行っております。
今後ユーグレナを用いて世界の食料問題、そして環境問題の解決への貢献を目指していきます。

(プロフィール)

東京大学農学部卒、2002 年東京三菱銀行入行。
2005 年8 月株式会社ユーグレナを創業、同社代表取締役社長。
同年12 月微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の屋外大量培養に世界で初めて成功。
2012 年Japan Venture Awards 2012 「経済産業大臣賞」受賞、世界経済フォーラムYoung Global
Leader 2012 に選出。信念は『ミドリムシが地球を救う』、著書は『僕はミドリムシで世界を救うこと
に決めました。』(ダイヤモンド社)。


特別講演4

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大山 隆久 氏
日本理化学工業株式会社 代表取締役社長

(講演テーマ)社員に教えてもらったこと

(講演要旨)

とても小さな市場でしかなく、さらに規模が小さくなるチョーク(白墨)をメインに製造販売する会社で、知的障がいを持った社員が多く働く企業を引継ぎ、経営していくことへの迷いや葛藤を彼らの言葉だけではない教えから、自分たちの使命に気づき、経営理念に明文化できるまでのことをお話します。

(プロフィール)

1991年 中央大学商学部卒業。
創業は昭和12年、創業者がアメリカにあった粉のでにくい、身体にやさしい炭酸カルシウム製のチョークを研究開発したことから始まりました。創業以来、ダストレスチョークという商標で現在約35%程度のシェアをしめており、70年以上たった今でも弊社のメイン商品です。社員数77名。


特別講演5

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藤川 立也 氏
一般社団法人マザーワークマネジメント 代表理事

(講演テーマ)マザーワークによるワークライフバランスの実現

(講演要旨)

子どもと過ごす時間をより多く持ちたいという思いの女性を雇用した、新しいビジネスモデル「マザーワーク」を広める活動をしています。
短時間雇用、シフト勤務にありがちなコミュニケーション不足を解消するためのシステムを導入することにより、方向性を一つにした社内体制を整えることの出来るモデルとして企業に向けて紹介しています。
また、子育て女性の労働力、地元の幼稚園、中小企業が三位一体となった取り組みにより地域の活性化を図るプランも行政に向けてアピールする活動も続けています。

(プロフィール)

昭和41年生まれ 三重県伊賀上野出身
平成元年 大阪商業大学商経学部卒業
現在下記の役職をさせていただいております。
有限会社 フジカワ 代表取締役
株式会社 マサイチネット 代表取締役
一般社団法人 マザーワークマネジメント 代表理事


大会プログラム

0945 – 1000 プレ・プログラム 前奏曲 /映像 ガイアシンフォニー
1000 – 1015 開会挨拶
1015 – 1025 ムハマド・ユヌス博士&岡田教授 ビデオメッセージ
1030 – 1110 基調講演 立教大学 中村陽一氏
1110 – 1145 特別講演1  AMITA 代表 熊野英介氏
1150 – 1225 特別講演2 スワンカフェ 代表 海津歩氏
1230 – 1330(昼食)
1330 – 1405 特別講演3 ユーグレナ 代表 出雲充氏
1410 – 1445 特別講演4 日本理化学工業 代表 大山隆久氏
1450 – 1525 特別講演5 マザーワーク 代表 藤川立也氏
1525 – 1530 ビジネスモデル大賞案内
1530 – 1545(休憩)
1545 – 1625 会員発表
1625 – 1730 パネルディスカッション
1730 – 1740 学会案内
1735 – 1750 閉会挨拶
1800 – 2000 交流会

bizmodelorg

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